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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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河を渡る勇気を、誰もが探している。

パッチギ ! スタンダード・エディション パッチギ ! スタンダード・エディション
塩谷瞬 (2005/07/29)
ハピネット・ピクチャーズ

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慌ただしい師走の幕開き、皆様いかがお過ごしでしょうや・・・。

クリント月間も一応ひと段落し、早12月。

日毎寒さも増し、ダウンの恋しい季節となりました。ここらで一発! 体が心から熱くなる

ホットな映画のご紹介と行きましょう。

『井筒和幸』監督が邦画界にカマした強烈な頭突きの様な映画、『パッチギ!』。

物語は1968年の京都が舞台。

のほほんと青春を謳歌する17歳の高校生松山庸介(塩谷瞬)は、ジャズ喫茶エデンの

オックスのコンサートに刺激され、友人の吉田(小出恵介)と一緒に頭を

マッシュルームカットにし、フォークバンドを結成しようとする。

そんな折、修学旅行生と朝鮮高校の乱闘に巻き込まれ、高校の教師布川(光石研)から

朝鮮高校と親善サッカーの試合を申し込むように命じられる。そして、出向いた

高校の音楽室でキョンジャ(沢尻エリカ)と出合い、一瞬にして恋に落ちたのだった・・・。

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庸介は楽器店で知り合った坂崎(オダギリジョー)からフォークギターとバンドや、

「イムジン河」の歌の持つ意味を教わる。そして、朝鮮語を独学しチョンジャを

コンサートに誘うが、逆に兄で朝鮮高校の番長アンソン(高岡蒼佑)の壮行会に誘われる。

アンソンは、北朝鮮に帰国しようとしていたのだ。庸介はチョンジャと二人で『イムジン河』を

唄うことで、在日の人達と知り合い、自然に付き合うことになるのだが、

思わぬ悲しい事件が待っていた・・・。やがて、二人の間に流れる河(鴨川=イムジン川)は、

愛や葛藤、生命の誕生や死を飲み込んで一つとなり、クライマックスに向けて

激しく流れて行くのだった・・・。  FC2 Blog Ranking
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うーむ、日頃他人の映画をボロカスに批判しまくる井筒監督が、遂に強烈なパッチギを

カマシテくれましたねぇ。GS、喧嘩、フォークにサイケ。左曲がりの団塊の世代には

堪らない60年代風俗満載の青春グラフティ。恋愛と在日問題を巧みに絡めながら、

井筒ワールドが爆発でありす。中には、在日問題を軽々に扱うなとか、拉致問題はどうよ

とか、色んなノイズもありますが、『エエもんは、ええ! 美味いもんは、美味い!』のだ。

劇中でも、笹岡高史演じる在日一世が、『お前ら若いもんはなーんも知らんで、生きていく』

『ワシら畑で野良仕事してる時に、紙切れ一枚で無理やり連れて来られた』

『かあちん転がって泣いとった』『国会議事堂の石、どっから持ってきて誰が建てた?』

『生駒トンネル大だか小林だか知らん会社が掘ったんとちゃう。わしらが掘った!』と、

キツーいパッチギかましております。  ブログランキング

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京都の鴨川をイムジン河に見立て、喧嘩や恋、生と死、怒りや優しさをストレートに伝え、

幅広い世代の胸を熱くさせてくれます。この映画が、@シネカノンの李鳳宇と

井筒監督のコラボから生まれたことにも価値があります。シネカノンの『フラガール』へと

続く快進撃も、この『パッチギ !』の一発から始まったのですから。

また、沢尻エリカや加瀬亮、尾上寛之など多くの若い俳優をメジャーに押し上げた事にも

価値があります。

「パッチギ!」対談篇 ・・・・・・喧嘩・映画・家族・そして韓国・・・・・・ 「パッチギ!」対談篇 ・・・・・・喧嘩・映画・家族・そして韓国・・・・・・
李 鳳宇、四方田 犬彦 他 (2005/04/15)
朝日新聞社

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坂崎役のオダジョーも、気負い無く実にソフトで魅力的に

スナフキンの様な自由人を演じていました。彼の唄う『悲しくてやりきれない』は、

塩谷瞬の唄う『イムジン河』と並んで、この映画のハイライトをより鮮やかに彩ります。

いやいや、井筒さん。二発目の『パッチギ!』、達也も期待してまっせ!

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※パッチギ!」とは喧嘩用語「頭突き」をあらわす朝鮮語。
 語源は「乗り越える」「突き破る」という意味。


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