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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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それは、2つの恋の二等辺三角形。

ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産) ハチミツとクローバー スペシャル・エディション (初回限定生産)
櫻井翔 (2007/01/12)
角川エンタテインメント

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@_@ TATSUYAのレンタル指数-85% !


『草原を作るには蜂蜜とクローバーが必要だ・・・』 そんなエミリー・ディキンソンの

詩の一節で始まる映画、『ハチミツとクローバー』。

原作ファンにはあまり歓迎されなかったようだが、達也は結構楽しませてもらいました。

もちろん『羽海野チカ』の原作コミックを読んでないからかもしれませんが、

魅力的な5人の美大生達の結ばれない2つの恋の三角関係を、瑞々しく描いている。

物語は、浜美大に学ぶ建築科の竹本(櫻井翔)が、恩師花本(堺雅人)を囲む親睦会で

花本の従兄弟の娘はぐ(蒼井優)と出会い、その瞬間に恋に落ちることから始まる。

同じ建築科に通う真山(加瀬亮)はバイト先の理香(西田尚美)に片思い、と言うか

ストーカー状態である。そんな真山を慕う山田(関めぐみ)は陶芸科の3年。

花本助教授の計らいで「はぐ」に接近することができた竹本だったが、

突然彫金科8年生の天才芸術家・森田(伊勢谷友介)の帰国で、二人の関係も

複雑に絡み合って動き出すのだった・・・。

20070127155631.jpg

達也がこの映画を観たかったのは、映画館の特報で見た蒼井優が演じる「はぐ」が、

ヘッドホンで「ジャン・ジャック・ベネックス」の「ディーバのラ・ワリー」を聴きながら

花の絵をカンバス一杯に描いている時に振り返ってみせるその表情が

あまりに素敵だったからだ。   FC2 Blog Ranking

彼女の全身から放たれる甘いフレーバーの様なオーラにどきどきした。

この映画の「はぐ」はほとんど台詞を話さないのだが、トーンを変えた蒼井優の

言の葉が、笑顔と解け合って伝わってくる。ラストシーンで竹本が切ない恋を

「はぐ」に打ち明けた時に魅せるあの表情は、蒼井優にしか出せないだろう。

20070127155738.jpg


透明感のある美しいカメラワークにマッチする菅野よう子の音楽が良い。

ラストに流れるスピッツの「魔法の言葉」とスガシカオの「アオゾラペダル」は秀逸。

2曲流す為にイントロカットは頂けないが、この映画にはジャストな選曲だと思う。

出来れば、スガシカオ本人に唄って欲しかったけど・・・。

キャスティングもよく、破天荒な天才芸術家の森田を演じた伊勢谷友介と、

花本助教授役の堺雅人もいい芝居をしていた。

シーンこそ少ないが、特別出演の宮大工役の中村獅堂も良い。

この映画版『ハチミツとクローバー』には、

「はぐ」がスランプから立ち直って描いた海の画の様に、

痛いほどに切なく蒼い青春が、描かれているのだ。


To make a prairie it takes a clover and one bee,
One clover, and a bee,
And revery.
The revery alone will do,
If bees are few.       by エミリー・ディキンソン




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テーマ:今日のレンタルDVD/ビデオ - ジャンル:映画


海賊達とのパーレイ。それがコツかも。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション
ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム 他 (2006/12/06)
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@_@ TATSUYAのレンタル指数-2本観れば100% !


ヨーホー~♪ 今回のレビューは、大人から子供まで大人気の海賊映画、

『パイレーツ・オブ・カリビアン』だ。

ただし、もう既に色んな方が良いレビュアーを書かれているので、

達也なりの楽しみ方を考えてみた。

そもそもこの『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、ご存知我らがヒーロー

『ジョニー・デップ』演じる愛すべき海賊『ジャック・スパロウ』が

7つの海を舞台に大暴れするアドベンチャー映画の大作なのです。

ジョニー・デップが第78回のオスカー候補にもなった「ジャック・スパロウ船長」だが、

当初ディスにーの幹部には不評で、薬中のゲイみたいだと、降板させようとしたらしい。

しかし、2003年に「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」が

公開されるや、世界中で6億ドルを超える興行収益をあげる大ヒットとなった。

そして今回の「デッドマンズ・チェスト」と「アット・ワールズ・エンド/世界の果てで」が、

『ゴア・・ヴァービンスキー』監督、プロデューサーの『ジェリー・ブラッカイマー』の下、

ほぼ同じスタッフとキャストを結集して、2作同時に作られたと言う訳だ。

20070121012300.jpg

しかし、この映画、前作が完璧なエンターティメント大作として完成されていただけに、

ファンの期待は海賊船の帆の様に膨らみ、2にはかなり厳しいジャッジもあるようだ。

1のあまりの好評に驚いたディズニーが、2と3の制作を急に思いつき、

かなりの無理をして制作したため、多くを詰め込んで物語の構成が破綻している。

個々のキャラクターが活かされず、「デビ・ジョーンズ」やクラーケンのVFXや

クリーチャーで誤魔化し、3への単なる繋ぎにしか感じられない節もある。  

だが、『ゴア・ヴァービンスキー』監督や『ブラッカイマー』は、結構したたかに

2と3を企画構成していると、達也は睨んだ。

この海賊映画を楽しむには、作り手達とのパーレイが必要なのだ。

まぁ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」を楽しみ尽くす為の、心得(=ガイドライン)と

と言っていいかも知れない。   FC2 Blog Ranking

と言うのも、1のラストのオマケは、海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)の猿が

アステカの呪われた金貨を再び盗むシークエンスで終わる。

20070121004530.jpg

そして、2のラストに死んだはずのあの男が現れる憎い幕切れとなっているのだ。

また、このシリーズのプロットがスター・ウォーズのそれに相似している事は既に

浸透しているが、それ以外にも映画の一つ一つのシークエンスに、

海賊達の宝箱の様に、お楽しみがギッシリと詰まっている。

例えば、2のアクションシーンは、かってのアクション映画へのオマージュに満ちた

シークエンスのオンパレードだし、1がエリザベスの歌う海賊の唄で始まり、

ジャックの唄で終われば、2のトップでエリザベスの結婚式が壊れた後に、

ジャックの仲間ギプスの唄で始まることになる。

ジャックの壊れたコンパスは北を指さないが、持つものが望む方向を教える。

エリザベスが手にした時、誰を指したのか?ジャックがクラーケンに襲われた

ブラック・パールを見捨てた時に、コンパスを覗いて再び舞い戻ったのは何故か?

そう考えると、2時間半を超えて中だるみだなどと、悠長に観てはいられないのだ。

しかも、前回以上に長----いエンドロールの終わりのオマケ映像では、人食い人種に

追われた鍵の番犬が酋長に祭り上げられ、口には鍵ならぬ「骨」を咥えていた。

コレが何を意味するかは定かではないが、3の結末に大いに関係していることは

ほぼ間違いないのでは・・・。   ブログランキング

20070121012124.jpg

台詞の一つ一つも物語のストーリーの展開と密接に結びついているし、「海賊=恋泥棒」、

「パーレイ=交渉・賭け」、「掟=ガイドライン」等など、ウイットに富んだ掛詞で一杯だ。

例えば、エリザベス救出に向かったジャックとウィルが「父=靴紐のターナー」の事で

争った際に、ウィルに対して『自分の取る道は、自分で選べ』というが、

1のラストで自分の道を選んでジャックを助けたウィルは、2で死刑を宣告される

ことになる。しかし、その肝心の台詞が妙ちくりんな訳で無茶苦茶になってる感がある。

1のラストの最高潮の見せ場でウィルがノリントン提督に、「ジャックを護ります」の

字幕なのだが、ここはどう聴いても「ユニオン・ジャック」と発音している様に思える。

つまり、「ジャック・スパロウ」と英国旗「ユニオン・ジャック」を掛けて、

「正義の旗の下、ジャックを正しい」と言っているのでは・・・。

また、心躍る音楽もこのシリーズの魅力の一つだが、1の『クラウス・パデルト』から

2の音楽は『ハンス・ジマー』に変わった。ジマーもいい映画音楽を作るが、

1のパデルトの音楽は最高に良かったので、そこは残念。

次回の3では、東洋の東シナ海を舞台に、「チョウ・ユンファ」の倭寇

の登場やキース・リチャーズ(何とジャックの父親役)のカメオ出演もある。

07年5月25日のロードショーまでに、シッカリと1.2揃って観直した方が、よさそうだ。

あれ、これってすっかり海賊に捕まってるって事か。

ヨーホー! 兎に角、この映画はとことん楽しまなきゃね。

20070120235922.jpg

◎ ジャックの勇姿復活か?

20070121000026.jpg

◎ 東西海賊対決も見物。


パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画


真実と言う名のチカラ技。

トゥルー・クライム 特別版 トゥルー・クライム 特別版
クリント・イーストウッド (2006/10/06)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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@_@ TATSUYAのレンタル指数-90% !

明後日にまたまた誕生日を迎える達也です。人間年を重ねると、弱気になったり、

護りに入ったりするものですが、クリント爺さんは、老いて尚盛ん。

ますます映画にドライブがかかって何処まで行くのやら。

そんなクリントが8年前、1999年の66歳の時に撮った映画が、

今回ご紹介する『トゥルー・クライム』。

制作・監督・主演のトリプル・プレイで、劇中でも上司の奥さんと不倫しつつ、

部下のお姉ちゃんも口説くプレイジジイ振りを発揮しております。

クリントの役どころは、元敏腕の新聞記者のスティーブ・エレベット(クリント)。

サンフランシスコ湾に臨むオークランドのサン・クエンティン刑務所に収監されている

フランク・ビーチャム(アイザイア・ワシントン)は、24時間後に死刑を待つ身だった。

そんな彼を取材する予定だったスティーブの部下の女性記者ミシェルが、

突然の交通事故で死んでしまう。そこで、彼女の代役がスティーブに回ってくるのだった。

ミシェルの取材記録を引き継いだ彼は、即座にフランクの無罪を感じ取る。

しかし、上司のボブ(デニス・リアリー)は、お決まりの取材を要求する。

トラブル・メーカーのスティーブに、問題を起こされたくないのだ。

しかし、上司のボブの妻と不倫関係にありながらも、仕事は仕事。

スティーブの記者魂が黙ってはいなかった。  FC2 Blog Ranking

深夜12時までの時間とのチェイスを始めたスティーブは、

ミシェルの残した資料を洗いつつ一つ一つの謎をたどって行くのだった・・・。

サスペンス映画のエンターティメントの中に、

アメリカが抱えている深刻な黒人差別や、司法の矛盾を次々に炙り出してゆく様は、

実に見事としか言いようが無い。簡単に事件の矛盾に気付くスティーブの行動は、

むしろそれだけ矛盾に満ちた黒人差別を浮き彫りにし、○○だから何々

と言う画一的な視点を破壊する手法と感じられてくるのだ。

見事な演技で観る者を引き込む、黒人フランク(アイザイア・ワシントン)の家族が涙を誘う。

そして、刻々と迫る死刑執行のタイムリミットとのチェイスの中、

さり気なくプロットに置かれた伏線が見事に一つに結晶し、感動のラストへと突き進む。

二転三転する真実と罪。スティーブの努力も空しく、

薬物による執行が容赦なく行われるのだった・・・。

どうするオレ! あっという間の120分。 ブログランキング

またしてもクリントのプロ仕事に圧倒される達也でありました。

尚、劇中に登場するスティーブの娘には、当時5歳のクリント自身の実の娘

フランチェスカを起用している。

66歳にして5歳の娘。やはりクリント、とんでも爺さんである。


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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画


この映画へのミッションが、一番インポッシブルなのだ。

M:i-3 ミッション:インポッシブル3 スペシャル・コレクターズ・エディション M:i-3 ミッション:インポッシブル3 スペシャル・コレクターズ・エディション
トム・クルーズ (2006/11/17)
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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@_@ TATSUYAのレンタル指数-90% !

オハヨウ、トム。今回の君の指名だが、我がパラマウント社の為に、シリーズ3作目の

『M:i:Ⅲ』を興行的にヒットさせることにある。

しかし、Ⅰ、Ⅱにおいて出尽くしたアイデアを更に新鮮に見せる為に、

先ず現役を退いた教官と言うポジションで登場して欲しい。

また、プライベートと被るとは思うが、

護るべき婚約者ジュリア(ミシェル・モナハン)もいた方が、

窮地に陥る設定が作りやすいので念のため。

口の悪い君のファンは、彼女が「マイケル・ジャクソン」に似ている

などと言っているらしいが、気にしないでくれたまえ。

彼女は女医で、物語の後半に君の命を救う伏線にもなっているのだから、

そこは納得して欲しい。    

FC2 Blog Ranking

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君が育てた教え子のリンジーには気の毒だが、

頭部に仕掛けたマイクロ爆弾で死んでもらうことになる。

それだけで、ストーリーに緊迫感が生まれるからだ。

また監督には、話題作りのためにも、TV映画で大活躍の新人監督を起用したい。

『J.Jエブラムズ』君だ。ロケ地もベルリンを始め、ローマバチカンと

中国の上海を予定している。

当然ロケに相当な規制が掛かると予想されるが、

許可・許諾に関して当社は一切関知しないので、そのつもりで。

今回の諜報組織「IMF」のエージェントには、、

『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーン、

『ミッション:インポッシブル』シリーズのヴィング・レイムス、

アレキサンダー』のジョナサン・リス=マイヤーズ、

『ラッシュアワー2』のマギー・Qなど、多彩な顔ぶれを用意した。

しかし、ギャラの高騰でイーサン、君のスタントは用意できない。

20070106172857.jpg

当然今回も相当危険が付きまとう。トゥルーライズと良く似た7マイルブリッジの上での

ヘリの攻撃シーンは、CMプロモーションでも使う大切なシーンだ。

肋骨も6本ほど折れるが、気にせず頑張ってくれたまえ。

44歳の体に鞭打って、ノースタントでお願いする。

もちろん、君の好きな新興宗教にすがっても構わない。

しかも今回は、『フィリップ・シーモア・ホフマン』をシリーズ最強の敵キャラクター

「デイヴィアン」役に起用した。

彼はオスカー俳優なので、君の役も映画で演じてもらうことになるが、

悪く思わないで欲しい。

妻が拉致され殺されそうになる時の細かい表情など気にしなくても良い。

別に君もいまさらこのシリーズでオスカーを狙っている訳ではないだろう。

ブログランキング

20070106173023.jpg

それと、念のために言っておくが、イーサン=トム・クルーズの設定は今回で終わる。

次からは、君よりも若い『ブラッド・ビッド』君を起用することにした。

もちろん今回の謎の兵器「ラビット・フット」とは何の関係も無い。

あれはあくまでも「マクガフィン」だ。

安心してくれたまえ。

ドル箱のシリーズだけに、君がいなくなっても大丈夫な仕掛けは十分に為されている。

DVDも2枚組みにして繰り上げ発売することになる。

尚、このレビューがたとえ面白くなかったとしても、

下のランキング・バナースイッチをクリックするこも君の大切なミッションだ。

では、成功を祈る。


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テーマ:映画情報 - ジャンル:映画


今そこにあるパーフェクトワールド。

パーフェクト ワールド パーフェクト ワールド
ケビン・コスナー (2005/11/18)
ワーナー・ホーム・ビデオ

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@_@ TATSUYAのレンタル指数-90% !

お正月のおとそ気分もぼちぼち抜けてきましたので、レビュー再開です。

記念すべき07年の1作目は、やっぱりクリントの作品。以前から観たかった

『ケビンコスナー』を主演に迎えた『パーフェクトワールド』です。

タイトルからするとバラ色の世界、ラブロマンスか何かと勘違いするかも。

実は、ケビン演じる脱獄囚が、逃亡の途中で少年を誘拐して共に逃避行を続けるという、

ロードムービー仕立てのヒューマン・クライムムービーなのです。

物語の設定は1963年のテキサス州。まだアメリカが自由と正義を夢見ていた微妙な時代。

アラバマ刑務所から仲間と脱獄したブッチ(ケビン・コスナー)は、逃げる途中で

押入った家で8歳の少年フィリップ(T.Jロウサー)と出会う。

しかし一緒に脱獄してきた男がフィリップを襲おうとした時、ブッチは男を撃ち殺し、

フィリップを道連れに逃亡の旅を続ける。一方、ブッチの脱獄を知った警察署長は、

厳重な警戒線を張る。そして追う警察署長のレッド(クリント・イーストウッド)は、

かつて少年だったブッチを刑務所へ送ったことに責任を感じ、何としても自分の手で

捕らえたいと考えていた。そんなレッドの元に、犯罪心理学者のサリーと

FBIの捜査官が送り込まれてくる。   FC2 Blog Ranking

逃亡を続けながら少しずつ心を通わせていくブッチと少年フィリップ。

ブッチは少年時代に母を亡くし、父親に虐げられた過去を持つ。一方フィリップも

父のいない厳格な母と女兄弟との生活から、父親の姿をブッチに求める。

犯罪者でありながら独自のストレートな哲学を持つブッチは、フィリップを

一人前の男として対等に扱い、父親の様に様々な事を伝えていくのだった。

そして、「したいことリスト」をフィリップに作らせ、一つ一つ事を成す事を

少年に理解させていく。   

しかし、一夜の宿として押入った黒人家族の祖父が孫を折檻する姿に逆上したブッチは、

逆に祖父を縛り上げ脅そうとするが、フィリップは銃をブッチに向ける事に・・・。

やがて州警察とFBIに追い詰められたブッチは、父から送られたアラスカの絵葉書を

フィリップに渡そうとするが、FBIのスナイパーの狙撃銃が狙っていた・・・。

おに互いに父と息子の理想の姿を見い出した、孤独な脱獄囚と少年の触れあいと

哀しい別れ。矛盾に満ちた世界から逃れ、二人で理想のパーフェクトワールドである

アラスカへ向かおうとした旅は、その旅自体がパーフェクトワールドだったのかも知れない。

草原に横たわるケビンの姿に、フィリップが何度も何度も振り返り名を呼ぶシーンが

目に焼きついて離れない。    ブログランキング

07年最初の感動は、63年という、ケネディが暗殺される数年前のアメリカから

やって来た。朝鮮やベトナムへと手を伸ばし、自由と正義のパーフェクト

ワールドを求めたアメリカは、やがて父親の後ろ姿を見失い、

ケネディ暗殺、そして今に続く泥沼の戦争へと転がり落ちてゆく・・・。

07年、真のパーフェクトワールドは、今いる場所で見つけたいものだ。

それにしても、こだわりワンマンのケビンには、クリントも相当苦労したらしいです。

でも彼も映画人。最後には、クリントおやじのキツイアクションに黙って従ったとか。

クリントは、映画と言う世界に自分のパーフェクトワールドを

誰よりもシッカリと持っているんだろうなぁ。


クリント・イーストウッド伝説 クリント・イーストウッド伝説
ダグラス・トンプソン (2005/11/09)
白夜書房

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画


発表 ! 年2006年レンタル映画Best10

皆様、07年のお正月如何お過ごしでしょうか?

つまんないお笑いやバラエティ、局の勝手な特番なんかより、やっぱ映画でしょ。

で、元旦に続きまして、日本部門の発表です。

尚、この日本部門は達也が06年に観た、レンタル映画オンリーの評価であり、

苦しみ悩んだんだ結果、06年レンタル開始部門と、総合部門(06年以前レンタル開始)の

2部門としましたので、ヨロシク。


    <日本部門/総合部門>


 『69Sixtynine』

村上龍の原作を『フラガール』の監督李相日が映画化した作品。主役の妻夫木君が、今までの好青年とはチョッと違ういい味をだしていました。父親役の柴田恭平、友人の安藤政信も良かったしね。李監督のベースがここにある気がした1本。

69 sixty nine 69 sixty nine
妻夫木聡 (2004/12/21)
東映

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 『いま会いに行きます』

中村獅童と竹内結子はあんな事になっちゃいましたが、巧と澪の愛は、
永遠です。市川拓司のベストセラー小説を映画化したラブ・ファンタジー「いま、会いいにきます」は、派手な演出こそ無いが、淡々と演じられて紡ぎ出される二人の愛情が、優しい雨のようにハートにしみる。ラストのエンドロールと共に流れるオレンジ・レンジの「花」が泣かせます。いゃ~っ、良かった。お正月、また借りにいきます。

いま、会いにゆきます DVD-BOX 〈初回限定生産〉 いま、会いにゆきます DVD-BOX 〈初回限定生産〉
竹内結子 (2005/06/24)
東宝

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 『スウィングガールズ』

この映画、いぐね、いぐねぇ? えがったです。今や大ブレイクの上野樹里ちゃんの出世作。この後に続いた一連のスタンダードにもなった感のある映画だ。達也的には、『フラガール』にもかなりの影響を穂与えている気がする。落ちこぼれ女子高生と、ジャズ。この取り合わせが面白く、樹里ちゃんがサックスを持ってジャンプするポスターの『ジャズやるべ!』のコピー一発でノックアウトです。水田芙美子のチョイ悪ロック二人組みもよかったべぇ。

スウィングガールズ スタンダード・エディション スウィングガールズ スタンダード・エディション
上野樹里 (2005/03/25)
東宝

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 『半落ち』

ミリテリー作家『横山秀夫』の同名ベストセラー小説を、 『佐々部清』監督が映画化した、複層のテーマを盛り込んだ社会派の映画です。 素晴らしいのは主人公を演じる『寺尾聡』を始とする、 日本映画界を代表するであろう出演者達だ。 柴田恭兵、伊原剛志、鶴田真由に吉岡秀隆、そして原田美枝子、樹木希林、 西田敏行等など、層々たるスターたちが、この映画を密度・緊張感の高いものにしている。

半落ち 半落ち
寺尾聰、石橋蓮司 他 (2004/07/21)
東映

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 『隠し剣-鬼の爪』

原作『藤沢周平』+監督『山田洋次』。『たそがれ清兵衛』に続く、山田洋二監督+藤沢周平シリーズ第二弾『隠し剣 鬼の爪』。 昨年12月に公開された第三弾『武士の一分』がジャンプだとすると、ステップに当たる作品。達也は、永瀬+松たか子のコンビが結構好きです。ラストが明るい未来への希望も感じさせるしね。

隠し剣 鬼の爪 隠し剣 鬼の爪
永瀬正敏 (2006/11/22)
松竹

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 『父と暮らせば』

広島原爆後の一人の女性の暮らしを舞台劇のテイストで描いた秀作。この映画の宮沢りえは、ホント良い。ほとんどがおとったん(父親の幽霊)役の原田芳雄との二人芝居だが、ベスト・オブ・宮沢りえで魅せてくれる。今は亡き黒木監督、「ありがと、ありました」。

父と暮せば 通常版 父と暮せば 通常版
宮沢りえ (2005/06/24)
バンダイビジュアル

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 『パッチギ !』

『井筒和幸』監督が邦画界にカマした強烈な頭突きの様な映画、『パッチギ!』。 物語は1968年の京都が舞台だが、ネイティブ関西人が観てもまったく違和感の無いディティールにビックリ。チョンジャ役の沢尻エリカとアンソン役の高岡蒼佑を始め、オダジョーやすべての役者が輝いていました。鴨川を『イムジン河』に見立てた設定や、巧みな伏線も映画の面白さをグッと高めておりました。さて、『パッチギ2』はどうなる事やら。

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塩谷瞬 (2005/07/29)
ハピネット・ピクチャーズ

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 『ジョゼト虎と魚たち』

「犬堂一心」監督、脚本「渡辺あや」のコンビ。妻夫木聡、池脇千鶴、上野樹里の豪華顔合わせ。この映画は、障害者とSEXを扱いながらも、 安易な正義感やモラルで誤魔化さずに、真直ぐに描いているから感動できる。 ラスト近くに流れるくるりの曲『ハイウェイ』も秀逸だ。
『メゾン・ド・ヒミコ』といい、犬堂+渡辺コンビは貴重な存在だ。
田辺聖子の原作買ってしまいましたやん。

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妻夫木聡 (2004/08/06)
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 『リリイ・シュシュのすべて』

地方都市の田園風景の中、溢れる光と影。手持のカメラワークを駆使して切り取った 映像が、揺れる幼い魂をリアルに描く。  岩井監督の類稀な感性と篠田昇のカメラが生み出した、実験的かつ挑戦的で、 正に奇跡的な映画だと言える。 スクリーンに響くカーソルを打つ音、文字となって現れる少年達の言葉。 編集に4ヶ月を費やし、その一つ一つのタイポフェイスに岩井監督は意味を込めている。 物語でキーワードとなる<エーテル>と言う言葉は、意思を持った再生するエネルギー の様なものだと、達也は感じたのだが・・・。また、蒼井優や市原隼人といった若いチカラをスクリーンに産み出した功績は大きいと思う。 

リリイ・シュシュのすべて 通常版 リリイ・シュシュのすべて 通常版
(2002/06/28)
ビクターエンタテインメント

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 『花とアリス』

レンタルで観た後、すぐに特別版をネットで購入してしまいました。岩井監督の他の作品に比べてかなり分かりやすいが、伝わるメッセージはピカイチ。女子高生の日常を恋やバレエ、モデルのバイトを通じて3時間の間に淡々と描かれるる日常は、あまりにも鋭利な 感性の刃物で切り取られたために、まるで血が出ない傷口を見るかのようだ。 ただその切なくヒリヒリとするような、映像美と感性には、ただ驚くばかり。ラストの蒼井優が紙コップをトゥシューズにして踊るバレエシーンは、もう伝説の域。撮影監督「篠田昇」氏の遺作となったが、達也的には邦画史に残る名作だと思う。

花とアリス 特別版 花とアリス 特別版
鈴木杏 (2004/10/08)
アミューズソフトエンタテインメント

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う~む、こうやって並べてみると、上位1.2を岩井俊二監督と蒼井優ちゃんが独占。

岩井さんは最近プロデュースに回ったりしているが、今年こそヒリヒリするような

新作に期待したい(市川昆監督のドキュメンタリーを撮ってるようだ)。

蒼井優ちゃんは、当然今年もスポットがあたるだろうが、昨年の『フラガール』を

超える作品で、世界を目指して欲しいものである。

うん、邦画の未来はかなり明るいかも。

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画


2007年、明けましてオメデトウございます。


発表 ! 年2006年レンタル映画Best10

ハッピー・ニュー・イヤー ! で、いきなり06年のレンタル映画ベスト10の発表です。

スイマセン。年末ばたばたで、結局年明けの発表になっちゃいました。

TATSUYAのレンタル映画レビューをご覧の皆様。

今年こそは、ブログ道に精進し、更新率の向上とより良いレビューを

1本でも多く上げられますよう勤めます。よろしくお願いいたします。

尚、日本部門は達也が06年に観た、レンタル映画オンリーの評価であり、

苦しみ悩んだんだ結果、06年レンタル開始部門と、総合部門(06年以前レンタル開始)の

2部門としましたので、ヨロシク。


    <日本部門/06年レンタル>


 『大停電の夜に』

個々の役者や魅力的な設定はよいのだが、群像劇としての精緻な構成や
伏線がチョッと弱かった。特に『クラッシュ』の後で見た事もあるし・・・。テーマとしては魅力的。

大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産) 大停電の夜に スペシャル・エディション (初回限定生産)
豊川悦司 (2006/05/12)
角川エンタテインメント

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 『蝉しぐれ』

スコーンと抜けた日本晴れのロケーション風景が見事だった。シネトーンや銀落としなどのギミックを使わずに、日本の四季を見事に表現しているだけでも9位の価値あり。子役二人も今後に期待したいぞ。

蝉しぐれ プレミアム・エディション 蝉しぐれ プレミアム・エディション
市川染五郎(七代目) (2006/04/14)
ジェネオン エンタテインメント

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 『カーテンコール』

過って映画は娯楽の王様だった・・・。そんな時代を背景に、一人の幕間芸人の人生と、在日問題を絡めて丁寧に描いた佐々部監督の作品。今年活躍したもんね。「何時でも夢を」のテーマ曲が素晴らしく、老後の主人公を演じた井上尭之が最高良かった。

カーテンコールメイキング 佐々部清監督と昭和ニッポンキネマ カーテンコールメイキング 佐々部清監督と昭和ニッポンキネマ
佐々部清、 他 (2005/08/24)
バップ

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 『メゾン・ド・ヒミコ』

スイマセン。このレビューまだ書けてませんが、ランクインさせました。「ゆれる」もまだ観てないのですが、この映画のオタジョーと柴崎コウはいいですよ。犬堂一心監督は、壊れた人達をテーマにすることが多いのですが、そこに温かい眼差しを感じます。ちょっとクローネンバーグなところも・・・無いか。細野氏の音楽も良かったしね。

メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産) メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)
オダギリジョー (2006/03/03)
角川エンタテインメント

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 『ニライカナイからの手紙』

達也イチオシの蒼井優ちゃん主演。熊澤尚人監督だが、この後岩井監督との「虹の女神」へ繋げたこともプラスしての評価。ピンで主演すると
扱いが結構難しい蒼井優が、自然体のいい演技をしてます、泣かせます。優ちゃんの涙で7位キープ。ラストの喋り過ぎは??? だけどね。

ニライカナイからの手紙 ニライカナイからの手紙
蒼井優 (2006/01/24)
ポニーキャニオン

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 『雪に願うこと』

東京国際映画祭の3冠馬です。でも、達也は動物モノに弱い。特に犬・馬・ペンギンに弱い。でも輓馬(ばんば)の美しさとスパッとクールなエンディングを評価しました。う~む、キョンキョンもいるしね。

雪に願うこと プレミアム・エディション 雪に願うこと プレミアム・エディション
伊勢谷友介 (2006/11/10)
ジェネオン エンタテインメント

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 『サヨナラCOLOR』

以外や以外。こんな上位でえーのん。でもスパーバタードックのテーマ曲と、清志郎のスペシャルな歌声。そして復活した原田知世に、エイッ!
てなことで結果4位。カメオ出演の中島みゆきの女医も良かったし。あれ、主演で監督の竹中直人氏は・・・・撮影部に助けられたよね。

サヨナラCOLOR スペシャル・エディション サヨナラCOLOR スペシャル・エディション
竹中直人 (2006/04/28)
ハピネット・ピクチャーズ

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 『3丁目の夕日』

いやいや、白組に白旗ですわ。このCG、流石餅屋の餅は美味いねー。雑煮おかわり。山崎監督も進化してます。特に主演の一人ひとりがいい芝居してました。特に小雪、堀北真希ちゃんに薬師丸ひろこ。さっきから女優しか誉めてませんか。失礼しました。堤さん、三浦さん。そしてなんと言っても子役の小清水一輝(一平)と「須賀健太(淳之介)の二人もよかったのだ。

ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版 ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版
吉岡秀隆 (2006/06/09)
バップ

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 『かもめ食堂』

うわーこんな上位にくるなんて。でも、癒されました。コメを頂いた方で、一日中BGVとして部屋で流してる人もいましたっけ。特に女性陣の好評価に押されて堂々の2位。監督『荻上直子』、主演は『小林聡美』。シンプルな長回しのカメラワークと、カット割り。ゆっくりと過ぎてゆく時間を 愛しく抱きしめる様な映像が素敵でした。よってこの位置。

かもめ食堂 かもめ食堂
小林聡美 (2006/09/27)
バップ

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 『博士の愛した数式』

やっぱこうなるなぁ。06年前半のTATSUYAアカデミーでもトップでした。小泉堯史監督の映像も日本の四季を見事に描いて美しく、出演者達の演技も高評価に繋がっております。主演の寺尾聡が難しい役どころを見事に演じ、深津もやはりこんな役は見事です。大人になったルートを演じる吉岡秀隆もドンぴしゃりのはまり役。中でも達也が評価するのは、博士の義理の姉を演じた浅岡ルリ子。凛とした美しさと儚さの漂う絶妙の演技は特筆に価する。また、「220と284は永遠の友愛数」「√は誰でも平等に受け入れるんだよ」「24、そりゃいい数字だ」などなど、数字と言葉の神秘的で美しい魔術が至るところに散りばめられ、3人の不思議でピュアな心の触れ合いが、静かに美しく描かれたことも素敵でした。小川洋子の原作に無い「ウイリアム・ブレイク」の詩がラストにでてきたことも、ブレイク好きの達也の琴線にビビッときたのだ。

博士の愛した数式 博士の愛した数式
寺尾聰 (2006/07/07)
角川エンタテインメント

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