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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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悲しいくらい、愛さずにいられない。

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久々に冬らしい風の冷たい夜になりました。こんな日は、あったかいカフェオレでも

呑みながら、この映画など如何なもんでしょう。

『犬童一心』監督と、脚本『渡辺あや』の『メゾン・ド・ヒミコ』。

前作『ジョゼと虎と魚たち』が非常に良かったので、

昨年末にDVDで観て、すっかり気に入ってしまいました。

物語の舞台は、ゲイの老人ホームと、またまた設定が物凄いです。

この『犬堂一心』と言う監督、名前も変わっているが、変わった設定で

普遍的なテーマを描くのがすこぶる上手い監督なのだ。

そしてコンビ2作目の脚本家『渡辺あや』も、ドキッとする台詞回しが

かなりイイ線行っております。

ごくごく普通の冴えないOL沙織(柴崎コウ)の元を、カッコいい美青年の

春彦(オダギリジョー)が訪れる事からドラマは動き出す。

20070203002410.jpg

ある日突然カミングアウトし、沙織と母を置いて家を出てゲイバーのママになった

父親のヒミコ(田中泯)が、末期癌に侵されていると言うのだ。

いい男の誘いに心揺れる沙織だったが、自分と母を捨て、ゲイになった父を許すことなど

到底出来ない。しかし、高額のバイト料を春彦に提示され、生活苦の沙織は渋々

『メゾン・ド・ヒミコ』を訪れるのだった・・・。   FC2 Blog Ranking

そばかすのメイクダウンをして沙織を演じる仏頂面の柴崎コウがイイ。

そして、純白のスーツを着こなし、何ともエロイ視線で老いも若きも男も女も少年も、

次々に食べてしまうゲイの春彦をオダジョーがさらりと見事に演じている。

さらに、達也がほほーっと思ったのが、沙織の勤める塗装会社の若社長

の西島秀俊だ。この普通にヤバイ男を淡々と演じる西島のチカラも大したものだ。

只事ではない設定と、只者ではない役者達が、『メゾン・ド・ヒミコ』を

トンでもなくイイ映画に仕上げている。

20070203003016.jpg

只でさえ年老いることは哀しいモノだが、ゲイのそれは一層悲しみを増幅させる。

そんなゲイの老人達に向けられる世間の冷たい視線や仕打ちに相反して、

次第に心を開いてゆく沙織・・・。

『オレ、女に興味ないんだよね』とオダジョーが言えば、

『触りたいトコ、無いんでしょ』と柴崎。観客の無防備な脇腹をアイスピックで

スッと刺すような言葉の数々が映画を盛り上げる。

カミングアウトした父の気持ちが分からない。母と自分を捨てた男が許せない。

やがて父が死んで『メゾン・ド・ヒミコ』が人手に渡る。その時沙織は

初めて悲しみの向こうにある、深く穏やかな愛を抱きしめる事が出来たのか・・・。

それにしても『メゾン・ド・ヒミコ』は、不思議な映画だ。

設定がゲイの老人ホームだからと言うのではない。

ヘヴィーなテーマを提示し、これと言った答えも出さない。

ただ、この映画の中で、施設の壁が多くの事をメッセージしている様に思える。

実際に差別と偏見に満ちた落書きや、熱い気持ちを伝えるメッセージ・ボードであり、

普通の暮らしと、一線を越えた者を隔てる壁でもある。

そして、沙織と仲間達の壁が、ラストにフッと消えた時、

開放感に心に風が吹くような気がした。 ブログランキング

また、細野晴臣の儚い音楽がいい感じでシーンにブレンドされている。

なんだかジョゼに似ていると思ったのは、達也だけだろうか・・・。


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