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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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  生きて生きて、生き抜いてやれ。

タイヨウのうた スタンダード・エディション タイヨウのうた スタンダード・エディション
YUI (2006/11/22)
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 FMヒットチャートで毎日の様に流れてくるYUIの唄う『CHE.RRY』を聴きながらこのレビューを書いている。YUIのウタを意識しだしたのはこの曲が切っ掛けなのだが、もうアルバムを2枚も出しているなんて知らなかった。「駆け引きなんか出来ないよ。好きなんだ」「胸がキュンと狭くなる」などの歌詞がとっても新鮮だった。へぇ、良い詩を書く娘だなぁ~なんて思っていたのだが、この映画の為に書き下ろしたと言う「Good-by days」も素敵なウタだ。そして、彼女が唄う姿を初めて見た時、なぜか『尾崎豊』を思い出した。優しくチョッと哀しそうですねた様な表情と強い眼差のせいだろうか・・・。しそんな彼女が初主演した映画『タイヨウのうた』。とっても静かで、ウタと優しさが沁みる良い映画なのです。

 映画の主人公雨音薫(YUI)は、16才。毎日夜明け前に家の窓越しに、サーフボードを抱えて現れる高校生の藤代孝治(塚本高史)に恋をしていた。彼女はXP(色素性乾皮症)という難病のため太陽の光にあたることができない。高校へも行けずに、深夜に駅前広場で歌うことが唯一の生きがいの薫は、恋の小さなキャンドルに灯った炎を大切にしていた。
 ある夜、弾き語りの最中に孝治を見かけた薫は後を追い、踏み切りで突然告白をする。しかし、薫に残された時間は残りわずかだった・・・。  ブログランキング

 夜明け前の、湘南の海。江ノ電の線路と踏み切り。派手さなんて微塵も無いが、この映画は実に丁寧で誠実に作られている。薫が孝治に告白する踏み切りは、映画の中で印象的に何度か登場するのだが、XPという難病に冒された薫と、普通に暮らす孝治を隔てるメタファーとして、上手く使われている。一度別れた二人が、再び線路で追いつき、薫のほっぺをつねってキスをするシーンは、静かに胸を熱くする良いシーンだなぁ~と思った。

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 この映画には、所謂芸達者な大物俳優は一人も出演していない。YUIは全くの初出演だし、塚本君も上手い役者ではない。しかし、その自然で静かな演技がかなり良い。只一人、劇団出身の岸谷五郎は、当然上手い。そして、只一人の娘を病魔に冒された葛藤に怒りを露わにするシーンは、流石に良い芝居をしている。
 監督の小泉徳宏(ROBOT)も脚本/原作の坂東賢治も若手ながら良い仕事をしている。低予算でコレだけの映画を創ってくれるのは嬉しい限りだ。
 
 薫は、『死ぬまで生き抜いてやるんだから』『生きて生きて、生き抜いてやる』という。そして、あっけなく突然死んでしまう。画面いっぱいに映される向日葵の花。カメラがゆっくりと引いてゆくと、タイヨウのメタファーとしてのその花に包まれた薫が静かに眠っている。残された人たちは、それでも日々の暮らしを続けてる。
 そんな時、薫が生前に録音した「Good-by days」がFMのローカル曲から流れ、街の人たちの耳を奪う。とっても美しく、そして心に残るエンデングだった・・・。 FC2 Blog Ranking
 
 
 レビューの中であえて静かなと言う言葉を何度も使ったが、最後にもう一回書く。この映画は決して映画賞などの記録に残らないだろうが、観た人の心に静かに記憶される映画になるだろう。
 
  そっとボリュームを上げて、確かめてみたよ・・・
 
 カッコ良くない優しさが、そこにあるよ ~ ♪




Good-bye days Good-bye days
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