![]() | 蝉しぐれ プレミアム・エディション 市川染五郎 (2006/04/14) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る |
LOSTのシリーズも8月2日まではウエイティングなので、最近気になる時代劇映画を取り上げた。先にご紹介した「寺尾聡」の二本にはちと及ばぬまでも、最近の収穫としてご紹介したい。 人気blogランキングへ
「藤沢周平」作品の長編小説「蝉しぐれ」の映画化作品がこれ。物語りは主人公「牧 文四郎/石田卓也」が15歳の少年時代から始まる。文四郎は、幼馴染の「おふく/佐津川愛美」に、淡い恋心を抱いていた。しかし、時は封建時代、想いを胸に抱いたまま時は過ぎる。そして、寡黙ながらも実直な武士である父「緒方拳」を尊敬していたが、父は信念に従った結果、藩の反対派の陰謀で切腹命じられるのだった。
文四郎は父を決して恥じることなく、母を助け懸命に生きて行く。やがて、「ふく」に藩の城主から側室として城に上がる様にとの沙汰がある。文四郎に合おうと落ちぶれた長屋へ向かう「ふく」だったが、二人はすれ違いのまま別れてしまうことになる…。
逆境に立ち向かい成長する若武者の姿を、美しい日本の四季に乗せて描く輝度と明度の高い映像が、限りなく美しい。無意味に暗いシネトーンの映画が多い中、とても好感が持てた。成人した文四郎に「市川染五郎」。おふくを演じるのは「木村佳乃」。また、母役の「原田美枝子」や「竹中直人」、「大滝秀治」や「柄本明」が脇を固める。20年もの時をこえて愛を貫く二人の行き方は、見る人の心を打たずにはおかない。さぁ、日本の夏を「黒土三男」監督の「蝉しぐれ」で迎えよう。 人気blogランキングへ
最後に一句。
夕立が 庭を濡らして遠ざかり 切ない夏の 蝉しぐれかな
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