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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

計画犯的、着せ替え人形。

誘う女 誘う女
ニコール・キッドマン (2003/11/28)
ジーダス

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ステップフォード・ワイフを見て以来、『ニコール・キッドマン』の

美しさ以外の不思議な存在感(?)が気になっていた達也です。

そんで、予告レビュー第二弾、『誘う女』を見直してみました。

「ニコール・キッドマン」演じるお天気キャスターのスーザンは、

テレビ界でのサクセスだけを夢見る超自己中の女。イタリア・レストランを

経営する旦那の『マッド・ディロン』に愛されていながらも、全く家庭は眼中に無い。

そして、スーザンは自ら制作するドキュメントに出演する高校生3人組に、

夫殺害を依頼するのだった・・・。  ブログランキング

実際に起きた事件を題材にしているだけに、たサスペンス・タッチかと思いきや、

のっけからテレビのワイドショースタイルで回想されて映画はスタートする。

カットインされる周囲の人たちのインタビューを交えながら、

スーザンの恐ろしくも可愛い殺人が計画されてゆく。

つい最近、タレント志望のブロガーの女の子が、狂言放火でそのニュースを

ブログに乗せて配信していたニュースがワイドショーをにぎわせたが、

まさにそれを先取る事件のように思える。

そして、この映画の見所は、ニコールの怖いほどの小悪魔ぶり。明らかに悪女で、

周囲の思いなど全く無視の自己チューでありながら、憎めないのだ・・・。

自分とメディアを知り尽くして、愚かさを何のケレン味も無く演じる彼女が、

確信犯として演じているからなのか・・・。   FC2 Blog Ranking

とにかく、他の女優だとリアルでヘビーになり過ぎるものを、キッチュで

コミカルにアウトプットできる女優は、彼女を置いて他にないように思える。

また、彼女の虜になって殺人を犯す高校生を、『ホアキン・フェニックス』が

演じているが、彼は対極のリアリティの天才俳優だと思える演技を見せている。

しかし、ホアキンが『リバー・フェニックス』の実弟だって知ってた?


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詩音魔さん、事実は映画より奇なりです。
特にアメリカは日本より3年早いですからね。
アメリカのメディアを見ると、
明日の日本社会が見えるような・・・。
でもね、どこか違うと信じてます。
最近の邦画を観てると、
そう信じられそう。
【2006/09/04 23:47】 URL | TATSUYA #-[ 編集]
lin さん、いらっしゃい。
メディア依存社会へのアンチテーゼ、
なるほど賛成です。
ニコールはメッチャ聡明で、
そんなこの映画のテーマも見抜いての
演技に思えます。
才色兼備、恐るべし。
lin さん、また遊びにいきますねー。
【2006/09/04 23:43】 URL | TATSUYA #-[ 編集]
こんばんは はじめまして
このところ、この映画のように実話が映画化されるよりも、映画やテレビドラマが現実に登場するという倒錯現象が続いていますが、これはどう考えたらいいのでしょうか?
【2006/09/04 22:49】 URL | 詩音魔 #-[ 編集]
TB・コメントありがとうございます。
サスペンスとしてよりもメディア依存社会への風刺的な側面が面白かったですね。やはりニコールの存在感はこの映画では外せないと思います。
此方からもTBお返しさせて頂きます、また宜しくどうぞw
【2006/09/04 07:55】 URL | lin #XHLKTYlo[ 編集]














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 誘う女「誘う女」 ★★★☆TO DIE FOR (1995年アメリカ)監督:ガス・ヴァン・サント 原作:ジョイス・メイナード 脚本:バック・ヘンリー 音楽:ダニー・エルフマンキャスト:ニコール・キッドマン NUMB【2006/09/04 07:55】
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