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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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武士とは、渋いことと見つけたり。

隠し剣 鬼の爪 通常版 隠し剣 鬼の爪 通常版
永瀬正敏 (2005/04/28)
松竹

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やっと秋らしい爽やかな青空が広がる季節になりました。

本日は正に日本晴れ。そんな日にふさわしい映画をご紹介しましょう。

原作『藤沢周平』+監督『山田洋次』。『たそがれ清兵衛』に続く、

幕末を慎ましくも強く生きる下級武士を描いた力作『隠し剣 鬼の爪』。

前作のたそがれで時代劇の新境地を開いた山田洋二監督が、

藤沢周平の2つの短編小説をベースに書きあげたオリジナル脚本です。

主演は庄内・海坂藩の下級武士・片桐宗蔵を演じる『永瀬正敏』。

その家に奉公する娘きえを『松たか子』、宗蔵の友人を『吉岡秀隆』が

好演している。   FC2 Blog Ranking

前作の「たそがれ清兵衛」の評価が高かっただけに、比較されることの多い

本作ですが、達也的には似て非なる物と受けとめたい。

真田=永瀬、宮沢=松の比較も無意味だと思う。むしろ今回の二人は、

それぞれの難しい役を十分に演じていることを評価したい。

抑えたトーンの山形弁のセリフ回しや所作で、内に秘めた感情を、

実に見事に演じている。それこそ、山田監督が現代の日本人に伝えたかった、

本文ではないだろうか・・・。  ブログランキング

前置きが長くなりましたが、さてさて肝心の物語。

時は幕末。近代化を急いで江戸から砲術指南を招くなど、

改革に忙しい東北の海坂藩が舞台となる。

下級武士・片桐宗蔵は、貧しい30石取りの身ではあるが、

家族や奉公人のきえ達と、慎ましく暮らしていた。

やがて、妹と「きえ」が商家にぎ、母も亡くした宗蔵は独り身となる。

そんな折、謀反の罪で投獄された宗像の友人『弥一郎・小沢征悦』が

脱獄し、家老の『堀・緒形拳』は、非情にも宗蔵にその征伐を命じるの
だった・・・。

こう書くと、確かに前作のたそがれとプロットは似ているが、

この映画全体のトーンは、前作以上に淡々と、朴訥な山形弁とうだつの上がらない

下級武士の視点で進行し、クライマックスの復習のシーン、隠し剣を

宗蔵が城中で使うシーンに集約されていく。

抑えたアンバーなトーンの映像が、市井を生きる者達の心情、当時の

多くの日本人の心理を象徴している。であるが故に、クライマックスの

殺陣や、クールに魅せる宗蔵の隠し剣が冴える。これぞ山田節。

穏やかな情緒とユーモア、そして絶対に捨てぬ人としての誇りこそが、

日本人のアイデンティティと言う、「隠し剣」なのかも、ねっ。

な訳で、達也は山田監督の次回作、『木村拓也』主演の武士の一分

大いに期待するのだ!
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