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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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想像力だけが、未来を救う。

スクラップ・ヘブン スクラップ・ヘブン
加瀬亮 (2006/03/24)
バンダイビジュアル

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『フラガール』を観て李相日監督の才能に驚き、彼のメジャー・デビュー作の『69 sixty nine』を

観てビックリ。こりゃ、是非『スクラップ・ヘブン』も観なければと思い、早速レンタル。

結論から言うと、この映画は李監督の自分への爆発 ! 非常に実験的要素もあるが、

30代前半の有り余る若い才能をメジャーで発揮できないでいたことへの怒り(自分への)を

強く感じる作品だった。  FC2 Blog Ranking

ストーリーは、捜査一課に移動願いを出す警察庶務の『シンゴ/加瀬亮』が、ある日

乗り合わせたバスでバスジャックに遭うことから始まる。

他の乗客は、『テツ/オダギリジョー』と『サキ/栗山千秋』の2人だけ。

犯人の代議士秘書は、政治家先生の罪を被って自殺する様子だ。

シンゴは、今こそ犯人を取り押さえて警官としての自分を確立する瞬間

だったが、体が動かない。拳銃を構えてロシアンルーレットを始める

犯人の銃がついに火を噴いた。肩を血に染めて倒れるテツ。犯人は自決した・・・。

それから3ヶ月。街で黒服のホストを蹴り倒すテツと偶然再会したシンゴは、

警察と自らの境遇を嘆き、社会はクソだと吐き捨てる。テツは、世の中の奴等は、

『想像力が足りないんだよ』と、シンゴを復讐ゲームに誘うのだった・・・。

若者達のフラストレーションを爆発させる無軌道な生き方と対照的に、

柄本明扮する渋い中年デカを登場させ、シンゴに人生の厳しさを浴びせるシーンや、

テツの父が地下鉄サリン事件の被害者で、自殺をしてしまうこと。

そしてサキが生まれながらにして隻眼のハンデを背負っていることなど、

単なるテロゲームに終始しない、この時代の不条理に対する怒りや無力な自分達への

喪失感を強く感じた。  ブログランキング

加瀬・オダギリの二人は監督の意図するそのポイントを役者として感じ

て見事に演じている。

ただ、月並みのプロットや物語を期待する人には、向かない映画だと思う。

達也としても、もあまり好きなタイプの映画では無いが、監督のその時の爆発的な思いが

作らせた作品の様に感じられる。自分自身へのフラストレーションを

この映画で爆発! ガス抜きした次作が『フラガール』なのかも・・・。

確認のためにも、スカラシップ作品の『BORDER LINE/02』も観てみたくなった。

ちなみにオダギリ・ジョーはこの作品で「キネマ旬報映画賞」「ヨコハマ映画祭」の主演男優賞を

受賞した。オダジョーのドロップキックは、上手く決まったようだ。

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