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2007/08/19 (Sun) 『ブラックダリア』

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何時までもゆれが止まらなくなる。


ゆれる ゆれる
オダギリジョー (2007/02/23)
バンダイビジュアル

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お久しぶりの達也でございます。

春の花粉症ショックからやっと立ち直ってまいりました。

いやー、しかし『西川美和』と言う女流監督は、やりますなぁ。

前作の『蛇イチゴ』もそうでしたが、今回の『ゆれる』もかなりのモノでございます。

巷では影の日本アカデミーの声もあるとか無いとか(ホンマかいな)。

しかし、ややもすれば2時間サスペンスドラマにもなりかねないテーマと設定で、

観客をグイグイと『ゆれる』世界へ引き込む手腕は、只者ではない。

しかも、オダギリジョーに香川照之と、現在邦画界のトップクラスのアクターを

サラリと起用し、『蛇イチゴ』の宮迫の時もそうでしたが、今回のキム兄といい、

絶妙のキャスティングを見せてくれます。  ブログランキング

ストーリーは、東京で成功した新進のカメラマン早川猛(オダジョー)が、

母親の一周忌で田舎の山梨に帰省してくることから始まる。

弟の猛と何もかも正反対の稔(香川照之)は、父とガソリンスタンドを

切り盛りしている。帰るなり父(伊武雅刀)とぶつかる猛。そんな二人を

なだめるのは、おとなしい稔の役割だった・・・。

20070310223911.jpg

そんな事はお構い無しに、猛は実家のガソリンスタンドで働く幼馴染の

智恵子(真木ようこ)を見かけ、その日のうちに、ちゃっかりと肉体関係を持ってしまう。

夜遅く家に帰ると兄の稔が、『どうだった智恵ちゃん、あれで結構凄いだろ』と、

思わせぶりな台詞を猛に向ける。

何も無かったかのように、翌日三人で近くの渓谷へと出かけるが、

そこに思わぬ悲劇が待っていた。渓谷に掛かるつり橋を渡って、

智恵子が猛に会いに行こうとした時、恐くて渡れないと言っていた稔が

智恵子に追いつき、橋の上でもみ合ううちに、智恵子が転落してしまったのだ・・・。

都会と田舎。兄と弟。そして、持つものと持たざる者。

2つの魂が、吊り橋の上でゆれながらゆっくりと静かに落ちてゆくかのように、

確かだったはずの兄と弟の絆は、法廷や面会室で次第に壊れてゆく。

オダギリと香川の演技バトルは凄まじく、静かに見えない火花を散らしながら、

クライマックスの意見陳述へと向かってゆくのだ。

あの時、吊り橋の上で何があったのか? サスペンスとしても、人間ドラマとしても、

一級の仕上がりに、ただ唸るしかない完成度を見せてくれる。
20070310225524.jpg

激しい法廷での戦いの後、家族は壊れた魂を引きずりながら暮らしていた。

兄が刑期を終えて出所するという日も、救ったはずの兄を迎えることが出来ない猛。

しかし、母が残した幼い日の吊り橋を渡る8ミリフィルムを観た時、

猛の魂は再び大きく『ゆれる』のだった・・・。

渓流の音が一瞬止まり、木々のざわめきだけが聞こえる。

あの日、あの時、ゆれた出した心は、絶望と救済のどちらへと向かうのか。

観客のハートをゆらゆらと揺さぶりながら息をも吐かせず、

感動のラストへと、引き込んでゆく。

正に、06年最高の邦画と呼ぶに相応しい、珠玉の一本であります。

しかし、作品2本目にして、この仕上がりとは恐れ入る。

美和のリードで、邦画もゆれる。恐ろしい事になってまいりました。
20070310231414.jpg

それにしても、検察官のキム兄こと木村祐一の演技は良かった。

あっ、そう言えばこの映画もシネカノンの配給です。

うーむ、ますます邦画がゆれてきた感じですな。

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画




こんばんは。
映画館では観客の心までゆらされましたよ(笑)
【2007/05/15 20:15】 URL | たーくん #-[ 編集]
俳優の演技応酬がすごかったですね。
目が離せない映画でした。
オダギリジョーが、普通に近い人間やってるのも、久しぶりに観た気がしました。
TBさせていただきま~す
【2007/03/21 23:07】 URL | ちゃぴちゃぴ #-[ 編集]














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リアル度[:スペード:][:スペード:][:スペード:][:スペード:]      2006/07/08公開  (公式サイト)緊迫感 [:ラブ:][:ラブ:][:ラブ:][:ラブ:] 満足度 [:星:][:星:][:星:][:星:][:星:] 【監督】西川美和【原案】西川美和【脚本】西川美和【出演】オダギリジョー/ アンディの日記 シネマ版【2007/04/12 01:48】
「ちょっと気が早いけど、この映画はぼくの上半期邦画の暫定ベストワン!」----そりゃ、また大胆な……。この映画って確か『蛇イチゴ』の監督だよね。「そう。西川美和。前作の『蛇イチゴ』を観たとき、まだ20代の監督がどうしてここまで洞察力に富んだ映画を作れるんだろう ラムの大通り【2007/03/18 11:05】
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